ひな祭りの由来とは?桃の節句、ひなの意味、早く片付ける理由は?


雛人形画像

長いこと日本人やってますが、意外と知らない「ひな祭り」の意味や由来。
こどもさんや外国人の方に聞かれて、「・・えっと(汗)」となってしまわないために!

今回は、大人として、親として、日本人として、知っておきたい「ひな祭りの由来」大人向けバージョンです。

こども向けバージョンはこちら
ひな祭りの由来をこどもでもわかるよう簡単に説明してみよう!→
 

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ひな祭りの起源は古代中国「上巳の節句」

中国イメージ
ひな祭りの由来は、日本ではなく3世紀前後の古代中国の「上巳の節句」がルーツだと言われています。

中国では、“季節の節目(つまり節句)は災いをもたらす邪気が入りやすい”と考えられ、
季節の変わり目に合わせた節句の行事がたくさんありました。

その内のひとつ、3月最初の巳の日=上巳(じょうみorじょうし)には、
川で身を清めて穢れ(けがれ)を払う習慣や、

盃を水に流して自分のところに流れ着くまでに詩歌を読む「曲水の宴」という風習がありました。

この「上巳の節句」を遣唐使が日本に伝えたとされています。

ひな人形は飾らずに川に流していた!?

小川のイメージ画像
当初は、天子(=天皇のこと)をお祓いするための儀式であったものが、
平安時代には宮中行事へと変化したといわれています。

川のほとりに男女が集まって、災厄を祓う「上巳の祓い」として
「曲水の宴」を行ったりしていました。

そのうち、草木や紙などでかたどった人形(ひとがた)に
自分の体をなでて穢れ(けがれ)を移し、川や海へ流す儀式が行われるようになりました。

この風習は、のちに自分の災厄を引き受けてくれた人形を流す「流しびな」となり、今も下鴨神社の「流しびな」などの行事で見ることができます。

ただ当初は、人形といっても、穢れを移すための単なる身代わりである人形(ひとがた)であり、すぐに川に流してしまうので、わらや紙などで作られた質素な人形でした。

はじめは、いまのようにかわいらしいお人形ではなかったんですね(・_・)

ひな人形のルーツはおままごとの人形

おままごとイメージ画像
実は平安時代、人の身代わりである人形(ひとがた)とは別に、
宮中で小さな女の子が遊ぶ紙でできた小さな人形(にんぎょう)があり、「ひいな」と呼ばれていました。

もともと「ひいな」は、「大きなものを小さくする、小さくてかわいらしいもの」という意味で、

この「ひいな」をつかって、おままごとをして遊ぶことを「ひな(ひいな)あそび」といい、
その様子は「源氏物語」や「枕草子」にも描かれているほど貴族の女の子の間で流行していました。

いまも昔もやっぱり「おままごと」は、女の子の遊びの定番なんですね(^.^)。

やがて、このひいな遊びの人形(にんぎょう)と、身代わりとなる人形(ひとがた)が結びつき、人の災厄を受ける男女一対の紙製の立雛ができました。

これが「ひな人形」の原型といわれています。

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桃の節句として広まったきっかけは江戸幕府

幕府イラスト
安土・桃山時代くらいまでは、節句として行事を行っていたものの今のひな祭りとはかけはなれた、祓いの行事でした。

ひな祭りとして、華やかな女の子のお祭りとなるのは、世の中が平和になった江戸時代からのことです。

徳川幕府によって、「五節句」が定められたことが大きなきっかけでした。

人日(じんじつ)の節句
1月7日「七草がゆ」
上巳(じょうし)の節句
3月3日「桃の節句」
端午(たんご)の節句
5月5日「端午の節句」
七夕(たなばた)の節句
7月7日「七夕祭り」
重陽(ちょうよう)の節句
9月9日「菊の節句」(※現在「菊の節句」はなくなっています。)

このことにより、「上巳の節句」は「桃の節句」とされ、重要な年中行事となりました。

もともと「上巳の節句」は男女の区別なく行われていた厄祓いの行事でしたが、
「端午の節句」が男の子の節句として祝われるようになったことで、「桃の節句」は女の子の節句として定着するようになりました。

ひな祭りを「桃の節句」というのはなぜ?

ひな祭りイメージ画像
もともとのルーツである中国では、枝いっぱいに花をつける桃は生命力が強いと考えられ、
桃の花には「魔除け」や「長寿」のパワーがあるとされ、霊木として大事にされていました。

日本にもその思想は引き継がれ、室町時代にはすでにひな祭り(上巳の節句)の日には、桃の花を浮かべたお酒を飲んでいたそうです。

また、季節的にも旧暦の3月3日(現代だと4月上旬)には、
ちょうど桃の花が咲くころだったことから、ひな祭りに桃の花が飾られるようになりました。

ひな祭りを別に「桃の節句」と呼ぶのも、こうした背景があるからです。

現在の3月3日だと、桃の花は少し早いので手に入れるのが難しいかもしれませんが、
桃の花を浮かべたお酒ってなんだか風流で素敵なので、ぜひ試してみたいものですね☆彡。

ひな人形は豪華すぎると叱られた?

豪華な雛人形イメージ
最初は紙でできていた「ひな人形」も、
次第に人形作りの技術が発展していき、立派なひな人形ができてくると、流すものから飾るものへと変化していきました。

上流階級では、嫁入り道具に豪華なひな人形を持たせるのが流行りとなり、
一対の男女だけだったひな人形も、婚礼の様子や婚礼道具を模した何段もの豪華なものが好まれるようになりました。

財力の象徴として、あまりに贅沢なひな人形ができるのを見て、
江戸幕府は贅沢を制限する禁令を出したほどだそうです。

たしかバブルの頃にもあったような気がしますね。十段以上の超豪華なひな人形^^;。
今はわりとお内裏様とおひなさまだけのシンプルなものが流行りのようですが、
やはり世の景気をあらわしているんでしょうか。

ひな祭りは祓いの儀式からお祝いの節句へ。ひな人形を早くしまう理由

和装結婚イメージ
初めは若い女の子たちが主役だったひな祭りの行事に、次第に女の赤ちゃんも加わるようになります。

女の子が生まれるとひな人形を用意するようになり、
ひな人形を生まれた女の子の形代(かたしろ)として飾ることで

“どうぞ娘に災いがふりかかりませんように、
美しく成長してよい結婚に恵まれ、人生の幸福を得られますように”

という願いを込めてお祝いする「初節句」の風習が広まっていきました。

こうしてひな祭りは、最初は祓いの儀式であったものが徐々に形を変えて、
女の子の成長と幸せを願うお祭りとなって、庶民の間へ定着していったのです。

よく、ひな飾りを出しっぱなしにしておくと、お嫁にいけなくなる!と
いいますが

これは、
おひなさま飾りが結婚式の様子をあらわしているので、

はやく片付ける=はやく良縁に恵まれる
という意味と、

片付けもちゃんとできないような女の子は嫁になどいけない
という戒めの意味も含まれているそうです。

②の意味はどこかの厳しいお母さんが、だらしない娘をみて
勝手につくったのではないかとも疑ってしまいますが、一理あります(;一_一)

少し長くなってしまいましたが、「ひな祭りの由来」お楽しみいただけましたでしょうか。
もちろん由来には諸説ありますので、これがすべてではないと思いますが

由来を少しでも知っていると、季節の行事をより楽しむことができるんじゃないかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

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